ひとたびはポプラに臥す〈1〉 (講談社文庫)



ひとたびはポプラに臥す〈1〉 (講談社文庫)
ひとたびはポプラに臥す〈1〉 (講談社文庫)

ジャンル:旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
人気ランキング:150330 位
発送可能時期:下記ボタンを押して納期をご確認下さい。
参考価格:¥ 660 (消費税込)

ご購入前のご注意
当ホームページはアマゾンウェブサービスにより運営しています。 商品販売はすべてアマゾンになります。最新価格、製品情報はボタンを押してご確認下さい。

購入する/商品をみる

虚しさという結論

著者が、仏教経典の翻訳者であった鳩摩羅什という人物がかつて旅した足跡をそのまま辿った旅行記。

著者は関西人らしく、会話のはしばしにユーモアがちりばめられていて、面白く読める。また、旅の途上で宮本輝が何を考え、何を見たかがストレートに伝わってきて、興味深い。

ただ、1ヶ所、気になる部分があった。著者は、自分が作り出す物語に自分の解釈や説明や理由付けを行ってはならないと書いている。しかし、自分の解釈がない小説など、毒にも薬にもならない。そんな小説に心が動かされるはずはない。小説とは、人生や社会、事件などへの意見、批判、または問題提起となるべきだと私は考える。何らかのメッセージがこめられていない小説など、存在価値がないと思うのである。宮本輝がなぜそんなことをいったのかは分からないが、私の小説観とは意見が異なるようである。

波乱に満ちた旅の最後に、著者はずっと持ち続けていた感情を自覚する。「虚しさ」である。この言葉がすべてを物語っているように思われる。古代の王、ソロモンは言った。「空の空、すべては空」。何を成し遂げようとも、どんなに富があろうとも、結局はすべてが虚しいとこの王は言ったのである。著者が期せずして同じ結論にたどりついたのも、ソロモンの言葉の正しさを表しているのではないだろうか。
過酷なシルクロード

宮本輝が、西暦350年ごろに大乗仏典の経典をサンスクリット語から漢語に訳した鳩摩羅汁という人物の歩いた道を辿っていく。西安からシルクロードを通って天山山脈を抜け、砂漠を通ってイスラマバードまでの約40日間。第一巻では西安から天水、蘭州、武威、酒泉を通ってゴビ砂漠の手前くらいまで。
それぞれの町で持った印象や風土、人々の様子が作家の目を通して克明に描かれている。料理と宿、悪化していく体調、鳩摩羅汁にまつわる話や、作者の中国にたいする考察、観光としてみた遺跡などの話を織り交ぜて旅が進む。さらに関西弁の感情丸出しな会話文とエッセイとしての文章、そして手紙の形を取った折り目正しい文が入り混じって独特の世界を作り出す。そのバランスが見事で、単調な風景の果てに見えるものを感じさせられた。

なぜかずっとシルクロードに憧れつづけてきた。西安、敦煌、カトマンズ、イスラマバード。それに伝説の都シャングリラ。ほとんど空想の世界に近いけれど、いつか行ってみたいと思っていたんだけど…。ある意味この本はその想いを打ち砕いてくれたね。酷暑と陽射しと砂との戦い、それに宿が汚くって食事もあわないとなると最悪。本当に命の限界を体験する旅になりそうだけど、シルクロードって本来はそういうものだったんだろう。それでもいつか、すべての道はとうてい無理にしても一部だけでもたどってみたい。
ゆっくりした旅

宮本輝がシルクロードを旅するエッセイ。ユーミンちゃんや息子のダイ君、カメラマンらと長旅にでる。なかなか進まない旅路、美味しくない食事、みんながぼやいてたりするのが面白い。ゆったりした雰囲気で楽しめた。
散文家の紀行

宮本輝がシルクロードを旅するというのだから、仏教知識を織り交ぜてタイムスリップするのかと思いきや、徹底して、見たこと感じたことを記す。このリアリストぶりは散文家の面目躍如たるものがある。私は詩的な紀行を予想していたので少々面食らったが、こちらの方が、より実のある文だとは言える。中国、あるいは日本に対する宮本氏のスタンスが最初はつかみにくかったが、それは読み進む中で明らかになってきた。旅で新しいことに出会ったとき、変に迷ったり、考え込んだりしていないのが、よい。日頃そういうことを考えていない人間ほど、現実を目にしてとまどい、迷うからだ。

しかし正直なことを申し上げると、この本は1巻を読んだだけで、続きは読まなかった。
大人のシルクロードの旅

 北日本新聞に連載当時は火曜日が楽しみでいつも読んでいましたが、やはり本でまとまって読むと旅行の過程がはっきり見えてきて、砂埃や熱い砂漠やトラックの揺れなども感じられました。
 旅行の本は楽しいことばかり書き連ねる物もありますが、この本は辛いことが正直に書かれていて現実感のある文章だと思いました。

 実際は目的地にやっと着いても、感動!というよりは「ああ着いた」と言った気持ちになるのがとても伝わってきます。



講談社
ひとたびはポプラに臥す〈2〉 (講談社文庫)
ひとたびはポプラに臥す〈3〉 (講談社文庫)
ひとたびはポプラに臥す〈4〉 (講談社文庫)
ひとたびはポプラに臥す〈6〉 (講談社文庫)
ひとたびはポプラに臥す〈5〉 (講談社文庫)




ばんばんバンコク―女たちの過熱灼熱タイ旅行記 (知恵の森文庫)

ピーターラビットと歩くイギリス湖水地方―ワーズワース&ラスキンを訪ねて

ビールと古本のプラハ (白水Uブックス―エッセイの小径)

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

ビッグアイランド ハワイ島+ホノルル&ワイキキ (ロンリープラネットの自由旅行ガイド)

ひとたびはポプラに臥す〈1〉 (講談社文庫)

ひとたびはポプラに臥す〈3〉 (講談社文庫)

ひとたびはポプラに臥す〈4〉 (講談社文庫)

ひとたびはポプラに臥す〈6〉 (講談社文庫)

ひとりたび1年生




 [link]NNNXX065  [link]IIIZZ035  [link]FFFFF006  [link]GGGAA080  [link]WWWWW023
 [link]MMMMM013  [link]TTTTT020  [link]MMMAA086  [link]FFFZZ032  [link]OOOZZ041
 [link3]BBBBB061  [link3]BBBBB074  [link3]BBBBB099  [link3]BBBBB079  [link3]BBBBB041
 [link3]BBBBB051  [link3]BBBBB095  [link3]BBBBB043  [link3]BBBBB034  [link3]BBBBB002